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Happy Rich - 我、今、ここに、生きる -

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昔読んだ本

ここでは、日本で商工会主催の創業塾に参加したメンバーで掲示板を作っており、そこに投稿した「最近読んだ本」が出てきましたので、忘れないように掲載しておきます。
というより、この掲示板、過去のものから消えていってしまうので、今のうちに転載しておきます。
 とういうことで、若干個人名が出てきますが、無視してください。


1)<起業家に必要なたった一つの行動原則> 福島正伸著、ダイヤモンド社 98年

ちょっと古いですが、ここに書かれていることはすべての起業に通じることで、最後にある、”思いのレベル”は、自分の思いに照らしてみると考えさせられること大です。Taefulさんがやっているイベントプランナーに関係したモックという会社を興した起業家も取り上げられていて、もしかしたらご存知かな、とも思いますが。とにかく、創業塾でならったいろいろな内容は、どちらかというと枝葉の部分が多く、本当の起業にとっての最重要部分は、この”思い”にある、という筆者の主張は、小生の経験に照らしてみても(新規事業の立ち上げや、新製品開発など、私がやってきた普通の会社の中の活動でも)納得できるものがあります。


2)<投資戦略の発想法> 木村剛著 講談社 01年

ここ4,5年の不良債権処理問題で、日本政府の強引なやり方は賛否両論がありますが、その強引な処理を進めさせる上で裏で協力にサポートしていたとして注目された木村氏の投資に関する考え方を述べた本です。といっても、内容は難しくなく、一般の人が投資というものを扱う上で、最低限わきまえておく常識とは何か、という観点で書かれており、素直に読めば大変ためになる本だと思います。この最低限の資格を持っているかどうか、自分の身に照らして考えさせられることが多く書かれています。


3)<金持ち父さんシリーズ> ロバート・キヨサキ著 筑摩書房
 
あまりにも有名で、説明の必要もないかもしれません。日本における昨今の金持ち本の氾濫の口火を切った本で、米国でも先週のウォールストリートジャーナルのビジネス関連書籍週間ベストセラー10冊に、このうちの2冊が入っています。シリーズは日本語訳されたものですでに6冊ありますが、それ以外にも通販を通してCDとファイナンシャルインテリジェンスのテキストが購入できます。この本も批判をすればいろいろできますが、でもその考え方は、日本のみならず、世界中で1700万部の販売をされていることからわかるように、考え方、心の持ちよう、自分自身への挑戦、という観点で、先に紹介した(1)の”思い”というものをどう醸成し、維持してゆくか、という点で多くの学ぶべき点があります。日本フィリップスにいた創業塾で一緒だったSand Field さんも全部読んでいた事もあって、お互いにかなり影響された本、という点で同意見でした。


4)<お金持ちになれる黄金の羽の拾い方> 橘 玲 著 幻冬社 02年

この本も有名でが、上の<金持ち父さん、貧乏父さん>が出た後、その日本版、といったおもむきで出された本です。といっても、この橘氏の本は、コレ以前に<ゴミ投資家シリーズ>として何冊か書かれていますが、この本はそれらを総括しているので、これだけ読めば前の本は読む必要はないと思います。若干、世の中を斜めから見ている感がありますが、その主張の一貫性は読んでいて気持ちがいいものです。ただし、上の(1)や(3)と違って、これは現実的に、それほど強い”思い”もない普通の人が、ある面、テクニックで、小金持ちになるための考え方、という内容です。感動するような内容ではありません。でも多くの気づきが得られる本で、読んで損はないと思います。


5)<ゆとりあるマイ・セカンドライフ> バージニア・モリス著 東洋経済新報社 04年

今でこそ多少変わりつつありますが、日本人は一般に老後の生活とか、自分の人生設計といったものを、特にサラリーマンはほとんど考えていないと言ってもいいでしょう。その点、アメリカ人は、若いうちから若くしてハッピーリタイアメントすることを目標に、20台から、あるいは学生時代から自分の人生設計をつくり、それに基づいていろいろな投資をしているのが一般的です。その反面単なる貯蓄は日本を大幅に下回る貯蓄率であるわけですが、その積極性が米国の株に投資され、米国企業の発展の一因となったことは否めません。その人生設計のひとつのバイブルとして定評のある本の邦訳版です。野村證券が会社を上げて翻訳、監修しているので、やや投資を偏重している嫌いがありますが、米国人がその人生設計において、いかに多様な金融商品を利用しているかがわかり、日本もだんだんその方向へ行きつつあるので、大変参考になると思います。私は、米国に住んでいるので、この内容はかなり有益な情報が含まれていました。日本でもファイナンシャルプランナーなどに相談する人がこれから増えてくるかもしれませんが、自分の考え方をやはりしっかりと持っておくことが、どんなレベルでも大切な事に変わりはありません。これも読んで、損はない本です。


6)<ビジネスは人なり、投資は価値なり> ロジャー・ローウェンスタイン著
                        (株)ビジネスバンク 98年

これは、投資に興味のある人、特に株式投資について興味のある人むきです。ファンダメンタル投資の大御所 、株式投資の神様といわれ、投資一筋でビルゲイツに次ぐ資産家となったウォーレンバフェットの物語です。ウォールストリートの歴史を読むような面もあり、如何にプロの投資家と言われる人たちの考え方がいい加減か、ということを知る上でも面白い読み物です。株に興味のある方はご一読を。


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